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美しい教員 養成

主要産油国であるイランが原油の取引をドル建てでなくユーロ建てで行う準備をはじめており、かつ実際に、すでに取引の一部はヨーロッパやアジア諸国向けに非公然にユーロ建てで行われている。 レビを国王として後釜に据えてイランに王政を復活させて、アメリカの忠実な属国の一国とした。
「モサデク革命」で、モサデク首相が、イランの石油精製施設を国有化宣言したことが、欧米の石油メジャーの逆鱗に触れたからだ、とされる。 より深い真実は、一概に石油メジャーと言っても、それまでのイランは、「アングロ(イギリスという意味)・イラニアン石油会社」の流れであるロイヤル・ダッチ・シェルが鉱区採掘権と販売権を独占する国であった。
だから、イギリス・ロスチャイルド家の力で開発された地域なのである。 だからアメリカは、このアングロ・イラニァン石油会社ロイヤル・ダッチ・シェルの頑強に根付いている力を、モサデク国有化宣言を巧妙に利用して、イギリスのロスチャイルド財閥の勢力をここから追い出して、代わりに今のエクソン・モービル(旧ソーカル、カルテックス)という世界最大の石油メジャーの支配下に組み入れたのである。
エクソン・モービルは〃現在の実質の世界皇帝″であるデヴィッド・ロックフェラーの持ち物である。 これに続く世界ナンバー2の石油メジャーのシェブロン・テキサコは、デヴィッド・ロックフェラーの実兄のネルソン・ロックフェラーの持ち物だった。
今も、ロックフェラー家内部の錯綜した勢力争いのために、シェブロン・テキサコの帰属ははっきりしない。 その後のイランは、シーア派のイスラム教徒たちによる、シャー・パーレビの王政打倒のイスラム原理主義運動であるホメイニ革命で王政は打倒された。
1979年の米大使館員人質事件の時に、アメリカはイランに対して激しくいきり立った。 イランへの懲罰行動として、アメリカは隣国イラクのサダム・フセインを利用した。

サダム・フセインは、アメリカが育てて自分たちの言うことを聞くように大きな軍事支援も行った政権である。 だから、1980年に入ると、サダム・フセインのイラク軍に、イランに侵攻させてアメリカの代理戦争をやらせた。
このイラン・イラク戦争は、「イライラ戦争」と呼ばれて、国境地帯で数年間にわたって双方が修着し、決着がつかないまま長く停戦しなかった。 テヘランの米大使館の人質事件で世界覇権国家(世界帝国)としての威信に泥を塗られたと感じて「イラン憎」になったアメリカは、背後からサダム・フセインに密かな軍事支援を続けた。
それでも、サダム・フセインを完全には飼い犬にすることはできなかった。 アメリカとイラクの同盟は、表面上は続いたが、アメリカは、徐々に、自分の言うことを聞かなくなったサダム・フセインに対する疑念と不信を隠さないようになった。
それで、1991年に湾岸戦争が起きた。 この湾岸戦争は、サダム・フセインを、アメリカが巧妙に、湾岸の小国クウェートへの、イラク軍による軍事侵略を実行させたものである。
駐イラク・アメリカ大使だったエイプリル・グラスピー女史を使って、イラクの外相にたいして、「アメリカは、クウェートへのイラク政府の国土拡張の意思に対して反対しない(すなわち、クウェート侵攻にたいして、中立の態度を取る)」と回答させて言質を与えたのである。 このアメリカ大使の暗黙の承認の態度を喜んだサダム・フセインは、クウェートに侵攻した。
機会に国際世論が湧き起こり湾岸戦争となった。 湾岸戦争とは、イラク軍のクウェート侵略への国連軍(あるいは、同盟軍、連合諸国軍)の派遣による「国際的な強制執行活動」のことだった。
だから、イラク軍をクウェート領内から強制的に排除したら停戦しなければならない。 国際社会は正義の実現を行ったのであるから、実際にもただちに停戦した。
このあともアメリカは一国で、執勘にイラクのサダム政権を追い詰め、徐々に軍事的な包囲網を敷いた。 アラブ地域での米軍に対するテロリズム攻撃事件が起こるたびに、懲罰的な空爆を行った。
凶暴な軍事思想に依拠するネオコン派が政府高官になることで、実質的にネオコン派が乗っ取ったブッシュ政権は、2003年3月11日に早速イラク戦争を開始した。 ネオコン派とは、アメリカの高学歴のユダヤ系の左翼過激派学生彼ら狂暴なネオコン派高官たちは、世界中にアメリカ的な価値観を押し広げ、「アメリカ人の生活文化が理想の生活である」として、世界中に上から強制することによって、各民族の生き方とそれぞれの国民文化(カルチャー)を破壊し廃止させ、アメリカを中心としお手本とする、単一、単調の文化(モノ・カルチャー)の世界を建設することを目指した。

もって、「世界人類の理想社会の建設が行われ、実際に、人類の理想が達成されるのである」と考えた。 ネオコン思想である。
一番、上手に表現したのが、日系人の政治学者のフランシス・フクヤマの「歴史のおわり」という書物である。 フクヤマもネオコン派に所属している。
この「歴史のおわり」という考え方は、「世界中でアメリカ・西欧型の近代政治体制が完成し、もって、5000年前から興った人類(人間)の文明の歴史の前半分が終了して、これからは後半部が始まる。 もとより、ヨーロッパで生まれ、アメリカで完成した政治体制とライフ・スタイル(生活様式)の世界中への広がりである」という、統一的な世界観である。
このネオコン思想は、イラク戦争を自らの思想(学問)の実験場として実施させた。 もろくも失敗に終わった。
ネオコン派の理論家だった政府高官たちはひとりまたひとりとブッシュ政権内(ホワイトハウス)や、各省の高官の地位を自ら去ってゆくか、辞任を迫られた。 まだたったひとりだけ残っているのが、ホワイトハウスの大統領直属の、「国家安全保障会議」(NSC、ナショナル・セキュリティ・カウンシル)のエリオット・エイブラムズ副議長(議長は大統領)である。
エイブラムズは、イラク戦争を引き継ぐ、イランへの空爆の可能性を追求していまだに執着して動いている。 アメリカの「軍人労働組合」である、国防総省(ペンタゴン)の将軍(職業軍人)たちとの意見の対立と抗争が目立っている。

コンドリーザ・ライス国務長官(すらりとしたきれいな足の黒人女性で、ブッシュの愛人)が率いる国務省との乳蝶も強まっている。 アメリカ政府が世界規模の八百長である現行の「ドル・石油体制」(修正IMF体制)によって、ドル紙幣を何の裏づけもなしに勝手にどんどん刷り続けて世界中に垂れ流していることの真の犠牲者たちの多くは、この大きな真実にまだ気づいていない。
即ち諸外国の人々は、自分たちがアメリカから当然に払ってもらうべきだとして突きつけるべき請求書なのに、何と自分で支払いを行っているという愚行にまだ気づいていない。 何も存在しない根拠からアメリカ政府が世界で通用するマネーを作り出す認可を自分自身に与えている。
そのことが、やがてドル紙幣の世界中への過剰な散らばりを原因にした〃価格インフレーション〃を生み出すことになる。 ドルの暴落であり、まさしく「ドル覇権の崩壊」である。
これまでは、この〃価格インフレーション〃による機能で、ドルによる貿易代金の決済という、各国からの請求書の支払いをなんとか可能にしてきた。

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